リビングルームの一角に私の仕事場はあります。畳1帖ほどのスペースですが、机は幅130×奥行き110cm程あります。ここにメインのMacの他にデュアルモニター1台。ここに一時期はノートパソコンも並んでいたので、ブルーライト攻撃がハンパなかったです。一見すると、快適な仕事場に見えますが(実際、快適ですが) ここはもともと単なる押し入れなのです。どんなに仕事に追われていようが、扉を閉めてしまえば何事もなかったようにリビングルームに戻ります。屋号の由来は、押し入れ(クローゼット)。 フリーで開業したばかりの頃、娘はまだ2歳でした。保育園は楽しいけれど、それよりもママと家でまったりしたいインドア娘なので、家で仕事をしている事がバレたら一大事だったのです。
子どもにバレないように秘密のワークスペースを確保しなければならず、オモチャや育児書で恐ろしいほど散らかっていた押し入れを片付けることにしました。というか他に場所も無かったんですけど。
もともと家庭科よりも技術の方が好きだったので、作業は楽しくて、1人で寸法出しから買い出し&組み立てまでサクサクとやりました。
壁紙は水で貼るタイプ。高校の頃から水張り(水彩画など、水を溶媒とする絵を描くときに紙に歪みが生じにくいよう、一旦水に塗らした紙をパネルに張り付けるという手法)ばかりしていたテクニックはまだ衰えず。
レイアウトの作業に似ていて、入れたい場所にピッタリとはまると快感すらおぼえます。1日で見違えるほどスッキリ。以来、ここで仕事をしています。